首都圏で建てられた二〇階以上の超高層マンションの棟数と戸数の推移である。超高層マンションは一棟あたりの戸数が多いため、仮に二人世帯が全戸に入居したとすると、二〇〇六〜一〇年の五年間で、首都圏だけで超高層マンションに居住する人口が新たに二〇万人も増えたことになる。大都市はどんどん「空中都市」化している。このような空中都市化が、今後ますます進むのか。このあたりから探っていきたいが、その前に「超高層マンション」「高層マンション」という呼称の区分けについて説明しておこう。
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アパート・マンションなど、いわゆる集合住宅において、いったい何階建て以上を「高層」と呼び、さらにその上の何階建て以上を「超高層」と呼ぶのか。じつは、国内に統一した基準はない。このような場合の最も拠るべき法律の〈建築基準法〉にも規定はない。ただ、まったく目安がないかといえばそうでもなく、〈消防法〉では高層建築物を「高さ三一メートルを超える建築物をいう」(第八条の二)と明記しているので、これに従うと、おおむね一〇階を超える建物が「高層」となる。