例えば、一戸建て住宅であれば、屋根も壁も床も自分のもの。屋根の色に飽きたら好きなように塗り替えることができるし、壁に穴を開けて、出入り口を増やすことも可能(もちろん、建物強度を計算した上で)だ。しかし、集合住宅では、そんな勝手はできない。屋根は、マンションを買った人間すべてのものだから、勝手に色を変えるのは許されない。壁に穴を開けるなんて、言語同断。建物の強度が変わってしまうし、場合によっては、「壁に穴を開けたら、お隣さんのリビングに出た」などということも起きうる。
[参考情報]
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本来、お金を出して買ったものは、どう使おうと購入者の自由だ。しかし、マンションは分譲であっても、自由にできる部分とできない部分がある。そこで、○どことどこが自由にできて、どことどこは自由にできないか。○自由にできるといっても、許される範囲はどこまでか。○自由にできない部分は、どのようにして守られるのか。○個人が所有する部分とみんなで使用する部分はどのように分けるか。○どこが誰のものか権利関係をはっきりさせる。○みんなで使用する部分は、どのように維持管理させてゆくか。といった取り決めをする必要が生じ、結果として生まれたのが、区分所有法なのである。