たとえば「金利が5%になる」場合、問題の本質は「いつ、どのように上がるか」です。金利が5%になるのが3年後と10年後では返済への影響は大きく違いますし、いきなり5%になるのと、徐々に上昇して5%になる場合でも大きな違いがあります。「金利が5%になる」のひと言で片付けられる話ではないのです。そのことを知っていれば、皆さんは「長期固定で繰上返済がベスト」とは言えないはずです。住宅ローンというのは数千万円もの借り入れですから、不安になるのは当然です。
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ただし、「みんながそうしてるから」と、安易な「常識」に流れて、「トクしたつもりでソンしている」人がいかに多いことでしょうか。彼らにそうした「常識」を押し付けてきた専門家は、何年も前から「金利が上がるぞ!大変だぞ!」と言い続けています。しかし、2007年4月現在でも、住宅口−ンの金利水準は長期固定で3%前後、変動金利で1.5%前後と、騒ぎの大きさほど上昇してはいない状況です。まさか金融機関の窓口で、「金利が上がったら大変です。短期固定よりも長期がおトクです」といったような発言がされているとは考えたくないですが、一部分のメリットだけを取り上げたり、将来の不確実なことについて断定的な表現を用いたりした結果の契約であれば、消費者契約法で消費者が不利益から守られることもあるでしょう。