総務庁の人口動態表を見てもわかりますが、人口が三%も増えれば不動産価格は数倍にもなっています。たとえば、千葉県の浦安市では人口が三%増えて不動産価格は六〜七倍にもなりました。これから人口が増えそうなところの土地を買えば地価は上昇するというのは当たり前ですが、同時に、どれだけのお金・人が集まればどれくらい土地の値段が上がるかということを頭に入れておかなくてはなりません。当然のことながら、全然人の集まらないところでは付加価値は生まれません。山奥に地を買っても価値は上がるはずがないでしょう。重厚長大から軽薄短小へと産業構造が変化して、われわれの欲求もハード指向からソフト指向になってくると、従来の重工業の企業城下町は次第にさびれ、その土地の価値も暴落しました。首都圏でいえばウォーターフロントがこれに当たっていたのですが、最近、首都圏の再開発で再び脚光を浴びています。しかし、かつて重厚長大産業で栄えた地方都市などではいまだに再開発する価値が見出せていないのが現状です。
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