昭和45年から60年までに、わが国の人口は1.16倍になった。この間、東京圏(一都3県)の人口は1.25倍に増加し、その数は3027万人に達した。今後どうなるだろうか。厚生労働問題研究所の推計では、昭和75年のわが国の人口は全国で1億5220万人、昭和60年の人口は1億2105万人であるから、その聞の人口増加数は1015万人となる。昭和60年の東京圏人口の全国に占める剖合は25.0%であり、昭和75年も同じシェアだとすると、3280万人になる。他方、昭和45年からの伸びがそのまま続くとすると、3500万人程度に達するものと推定される。「第四次全国総合開発計画」(四全総)でも、2000年の東京圈の人口を3310万人に抑制するとしているが、現在の趨勢では3500万人に達すると指摘している。昭和45年といえば、まだ今回の地価高騰でよく話題にのぼった田園都市線は渋谷から直接開通しておらず、その一帯では坪15万円程度で50坪の住宅がいくらでも購入できた時代である。つまり50坪の土地付年建売住宅が1500万円ぐらいでいくらでも手に入った時代である。多摩ニュータウンは昭和46年6月にやっと着工になった段階であったし、八王子周辺の宅地開発もその後に本格化していった。つまり昭和45年から昭和60年までは、東京圏の人口増加628万人に対して、東京圏でもかなり潤沢に周辺で宅地供給やマンションの分譲が行われた。
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