庇の下葺きには「アスファルトフェルト」を用い、「アスファルトフェルト」の上にカラー鉄板を加工して葺き上げる。「アスファルトフェルト」というのは、有機質繊維が原料のフェルト材にストレートアスファルトを浸透させたもので、アスファルト防水や屋根・壁下地の防水や保温工事用などに用い壁の立ち上がりには、下葺きとも十分な高さ寸法が必要だ。立ち上がりが少ないと、壁と庇のつなぎ目から雨水の浸入を許すことがある。鉄板葺きは、「通し付け子」と平板を用い、庇の飾り縁の三方に「通し付け子」を取り付けてから屋根面の葺き板先端とかみ合わせて葺き上げる。「通し付け子」は、庇鼻隠し(たる木の先端に取り付けた長い板材)などに鉄板葺きの平板とのかみ合わせで用いられる鉄板のこと。飾り縁の見付け面から1尺ごとの間隔で化粧釘を打ち付けて止める。
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