部屋で使う防虫剤は、有機リン酸系とピレスロイド系に大きく分かれています。有機リン酸系は大量に吸いこむと、鼻づまり、吐き気、呼吸困難、手足の痛みなど、カゼとよく似た症状を起こす可能性があります。そこで最近では、有機リン酸系よりずっと毒性の弱いピレスロイド系が主流になってきました。ピレスロイド系は毒性の弱さとともに、臭いがないのも特徴の一つ。無臭防虫剤とよばれるものは、すべてこの種類のものです。でも、ここで逆に心配なのは、臭いがしないために、たくさん吸いこんでも気がつかないこと。
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閉めきった部屋の中に、知らないあいだに防虫剤の薬品がこもっていたら、ちょっとこわいですね。ピレスロイド系化合物の中には、ゴルフ場にまく農薬のように、発ガン性のあるものもあります。もちろんそれは、家庭用の防虫剤にもちいられるものとは種類も量も違います。でも、虫を殺す薬なのだから、厳密にいえば人間にまったく害がないというわけではありません。人によっては、目やノドが痛くなる場合もあります。もし、痛みを感じたら、すぐに処置を。ノドが痛くなった場合は、水道水に塩を入れたものか、湯ざましやお茶などでよくうがいをします。目が痛くなったときは、ミネラル水か、蒸留水や精製水に塩を加えたもので洗います。水道水には次亜塩素が含まれているので、目の洗浄には使わないようにしましょう。防虫剤を使うときは、換気によく気をつけることが大切です。何十日も使える液体電子香取線香は、ついつけっぱなしにしてしまうことがあるので、使ったあとはスイッチを切るように習慣づけたいものです。